2016年10月30日日曜日

日曜市の状況報告


日曜市に出店を始めて2か月がたった。

1年半かけて出店までこぎつけ、その間は自分の作っている作品が売れるイメージがずっとあった。

しかし実際に出店すると、思っていたより売れない…と言うよりお客さんが求めているものと、自分の売りたいものの距離がかなり離れていた。

毎週売り方や展示の仕方などに変化を付けた。

そうすると離れていた距離が少しづつ近づいてきた。


お客さんの求めているものと自分の売りたいものが完全に別次元にあったわけではなかったのだと思う。

どのようにお客さんの心をくすぐり、これ欲しい!と思ってもらえるか。

僕の売っているものは装飾品が大半のため、用途は無い。

用途は?と聞かれることがとても多いが、残念ながらありません。というしかない。






ただ補足で昔から言い伝えられている、お守りということを付け加えて話す。



日曜市に出店を始め日曜日が1週間のうち一番非日常な日になった。

普段は川へ行ったり、山へ行ったり、家で作業などすることが多いため、会う人や話す人が限られる。


去年1年間それがとてもしんどかった。
学校も休学していたし、アルバイトはしていたが農家での仕事だったため、これまた同じ作業で同じ人との作業。

土日も平日もなく、なんだか淡々と日々が過ぎて行った1年だった気がする。


そういう1年を終えて今年は、毎週日曜日はたくさんの人と出会い話し、自分の作っている作品や、活動を話す場が出来た。

気分的にとても楽になった。


作品を作っても誰にも見られずに引き出しの中に入ったままの物が、人の目に付き、これ欲しい!と思ってもらい、お金を出してくれる。これほど嬉しいことはない。

きっと長く続けるのが難しいことなのだろうから、あまり現状に万歳で喜べない自分もいる。


お客さん相手の商売なのでいつも楽しいことばかりではないし、全ての人に笑顔になれないことがあり、むっとすることもちょくちょくあるのは本当のこと。


これから寒い朝を迎える季節に入り、朝起きれるかが今の悩み。






















2016年10月28日金曜日

罠猟の準備


鮎漁が終わり早くも二週間たった。


鮎漁で破いた網もまだ繕ってないまま、11月15日の猟の解禁に向けて、準備を始めてる。


しかし漁が終わってからの2、3日は山に入っても2時間もすればすぐに疲れて家に帰ってしまった。

おいおい今年の猟は大丈夫かな?と自分で思うくらいに気が抜けていた。

疲れるのは体力もだけど、精神的にもすっごい疲れる。


獣道を見て、もあれーここよく通ってるのかな、去年ここで獲れたから、今年も獲れるかな。といったあいまいな気持ちで、次の場所に移動する。


そんな状況だとやはり心身共にとっても疲れる。


しかしここ数日は変化があり、山に入り昨日の夜、獣が通っただろう痕跡を見つけると胸が高ぶってくる。

そして今日は痕跡の多い場所に行くと、がさがさっと音が近くでした。


動物だ、と思い耳を澄ませ音の鳴った方へ視線を配る。

ざざっとイノシシが坂を上っていくのが見えた。

ウリ坊が2匹、慌てて走って行った。追いつけないのは百も承知なのだが追いかけたくなり追いかけてみると、その先で荒い鼻息が近くで聞こえる。しかし姿は見えない。


絶対にウリ坊の鼻息ではないと分かるくらい大きな鼻息が耳に着く。

親がいるな、と思いまた耳を澄ませ辺りを見ると、

大きなずんぐりむっくりの黒い個体が現れた。


こちらを警戒しながら様子を見ている感じ。目と目があったのはほんの2秒くらいだっただろう。

なんだかとっても嬉しかった。

向こうが自分の存在を意識してくれ、そして自分も相手の存在を意識する。

ここに獲る獲られるという感情はないのだ。


罠で獲れたときと、たまたま山で動物に会うときとは全く違った感情になる。


ただ猟期が始まると僕は獲る人になる。この猟期が始まるまでの下見のときに出会う動物は何だか愛おしいんだ。






2016年10月17日月曜日

浮足立つ


鮎漁が10月15日で終わった。

9月は長雨や台風が次から次へと来て、思ったように漁に行けない日が続いた。


そういう時こそ浮足立つんだよね。

『浮足立った1日の様子』
夜に台風が近づいてきているとニュースで聞いた。


明日は漁には行けないなーと思い休むことを決めた。

しかし朝起きてみると、天気が良い。

あれ、これ行けるんじゃない?と思い悩み悩み準備をした。

天気はもう少し持つだろう。お昼まで持ってくれたらいいと思い車を走らせた。


しかしその途中で豪雨が降った。しかしもう氷も買ってもうすぐ川なのでそのまま行った。


川は雨が降ってから、増水するまで時間差があるためまだ1時間くらいは大丈夫だろうとたかをくくって川に入る。そして3じょうほど打った時には少し濁りが入り、もう2じょうほど打った時には増水して、もう網が打てるような状態ではなかった。


泣く泣く帰りを決めた。

そういえば最近オイル交換してないな、と思い確認するともう1000キロも交換目安距離からオーバーしていた。


川の帰りに車屋さんにより、オイル交換をしてもらい、車屋の車庫からバックで出ようとしたときに、後ろにあったシャッターとシャッターの間にある柱にぶつけてしまし、柱ががっつり曲がった。

修理には3万弱の出費がかかった。


結局無理をして行って鮎も獲れずに、無駄な出費がかさんでしまった。


自然相手になると予想はつけれない。

そうといって臨機応変に対応できる性格じゃなかったってことに気が付いた。

自然相手だけどある程度の予想を付け、それに当てはまらない天気や気候のときでも、浮足立たずに冷静に判断してこう。と思った高い高い講習料だった。


11月15日からの狩猟登録を済ませてきた。

それに向けて準備をしていこう。