2017年7月31日月曜日

カオサンロード

タイの初日はクーラーのおかげで気持ちのいい朝だった。ただ外で鳥の鳴き声がうるさいのが少し気に障った。

外をのぞくとアヒルが何百羽も飼われていた。そしてその横には片道三車線の道路と電車が走っている。

昨夜遅く着いたためそこまで感じなかったが、すごい大都会に来た感じがぶわっと押し寄せてきた。

今日はバックパッカーの聖地と呼ばれているカオサンロードに行く予定。

ミーハーの僕はそういったところには行っておきたい。

早速バスを乗り継いでカオサンロードに到着。
道路沿いにお土産屋さんが立ち並びアクセサリーや服、メーカーものの怪しいカバンなど
がズラーッと両サイドに並んでいる。食べ物屋さんもタイならではの食べ物があちこちにある。

さすが安宿も何件もあった。日本にいたときに調べておいた宿nat2という宿に三泊の予定でチェックイン。
それからバンコクの街並みを徘徊した。たくさんの観光地があり過ぎてどこに行こうか迷う。歩きでは少し遠い場所が多いのでバイクタクシー(バイクの二人乗り)やトゥクトゥクと言ってバイク運転席の後ろに二人から四人くらい座れる座席が付いている乗り物に乗っての移動。

ここでは寺院や動物園に行った。

奥にキリンがいて手前にイグアナみたいのが歩いている…結構自由度の高い動物園で面白い。

別料金(50B 約150円)を払えばアシカのショウが見れるので見てみたが、かなり迫力があって面白い。
エンターテイナーがペラペラとタイ語を話していてお客さんがその都度爆笑していたのでかなり、ユーモアのある演出をしていたのだろう。残念ながら全く理解できないため、アシカの動きだけに注目していた。それだけでも面白くこれは良かったと思う。


もう一つ別料金(20B 60円)を払えばケニアの人たちのアクロバティックエンターテイメントが見れるらしく、値段も安かったのでこれも見に行った。


が…中学生くらいの組体操のレベルに勢いが加わったくらいの演出で少し損したなと思った。そのとき演出側の一人が透明のプラスチックのケースを持ってこっちに向かって来ている。もう一瞬で察した。プラス料金を請求してきた。ちなみに観客は自分含めて3組しかいなかった。仕方なしにプラス20B支払った。これだと前のアシカショウとそんな変わらないな、とか思いながら動物園を後にした。


暑さに疲れ宿に戻り休憩をして夜のカオサンロードへ。

夜のカオサンは昼間と全く雰囲気が変わり昼間の人口密度の30倍くらいあるだろう人だかりになっていた。


この異空間はなんだか心地がいい。

サソリを売っていたりミサンガみたいなものを千本位持って売り歩いているおばちゃんが居たりと見ているだけでも飽きない。

食用の昆虫を売っていたため少し高かったが買ってみた。


コオロギ、タナゴ、なんかの幼虫、バッタを食べてみたが、昆虫類は全て油で揚げて塩コショウしているので味も食感もそんなに違いが分からなかった。食感はエビをさくっとあげた感じ。
なんかの幼虫のみ食感が少し違って美味しかった。

昆虫を食べていると日本人の学生らしい男の子3人組がその昆虫美味しい?と聞いてきたので食べてみる?と聞くと、え~無理無理と発狂に近いテンションで断わられた。そしたらはじめから聞くなと思ってしまった。

年を聞かれて24歳と答えると、途端に敬語に変わっていた。マンガみたいなシチュエーションだなと思った。その子たちは19歳だった。今から飲みに行きましょうよ。と誘われたが、少しテンションに付いていけなさそうだったので、お断りした。


それからフラフラと徘徊しているとクラブの音楽が大きくなってきて町の雰囲気がまた少し変わってきた。宿に戻ると、かなり疲れが出てきた。にぎやかなところに一人で行くのは少し寂しく孤独感に悩まされる。

明日ここを出ようと思いたち、急いでチェンマイ行のバスを予約して、もう2泊分の宿をキャンセルした。