2017年8月6日日曜日

パーイのグランドキャニオン

2日目はパーイにあるグランドキャニオンに行って来た。

柵は無く、細い道にわだちが出来ている。

ここを何にも通った後だろうと思うと、自分にも行ける気がした。
太い道は気を付けながらがんばって通ったが、本当に細い道は行ける気がしなかった。

少し敗北感に悩まされながら、グランドキャニオンを後にした。

あとあと思うとあそこで細い道を通って滑落した人がいないのかなと思って、日本語検索で調べたが、そのような記事は上がってなかったので、事故は少ないのだろう。


その後、象に乗れる場所があると聞いて、そこを訪ねてみた。

実際に象が5頭くらい居り、人を乗せている象もいた。

象を見ていると何とも不思議な気持ちになった。なんだかすべてを見透かされている感じ。あの巨体な体で、目は本当に小さくとても愛くるしい瞳をしている。

バナナが売っていたのでバナナを上げると器用に鼻を使い口に放り込む。その姿だけでとっても満足してしまい象に乗る気にならなかった。

そうしていると人を乗せていた象が小屋に帰ってきたが少し様子がおかしい。
乗っている人もかなり真剣なまなざしで象を扱っているように見える。

いったんそのまま小屋の中へ入ろうとしたが、ここから象が暴れだし始めた。

始めは、少し小屋へ入るのを渋っているような感じだったが、それが続くと急に走り出したり、鼻を上げたり下げたり。

見ているこっちはとっても冷や冷やして見ていたが、現地の人は慣れた様子で象をなだめている。
しかしそんな気持ちとは裏腹になかなか象の機嫌は収まらない。

僕のバイクが置いている方へ象が走り出した時には、バイクの心配で頭がいっぱいだった。
それからも公道に出てうずうずしている。通りがかった警察官もその様子をただじっと見つめている。

よくある風景なんだろうな。
自分みたいな観光客にしてみれば非日常すぎて、目が離せないのだが。

それから15分くらいして小屋へ入って行った。改めて象に乗らしてもらわなくて良かったと思った。