2018年5月4日金曜日

チャリ目線の京都・高知の道路事情


京都と高知では自転車目線での道路事情が大きく異なる。


私は高知で過ごした直近の7年間のうち自転車に頻繁に乗っていた年数は1年である。



京都では自転車に乗れるようになったのが6歳くらいだったと思うが、それを踏まえると京都を離れる18歳までの12年間ほとんど毎日のように自転車にまたがっていたような気がする。


まず高知では市内以外は自転車文化がほぼ存在しない。各家の人数分の車を持つというのが、常識とされているくらい自動車文化である。



そのため車屋さんはあちこちに見かける。道路沿いを走っていると、古い車から、新しい車まで千差万別の車が道路脇でこちらを眺めている。その対比として自転車屋を見つけるのも苦労する。


以前、高知~京都まで自転車で帰省しようとしたときに自転車の空気圧があまりなく、走っているうちに自転車屋があるだろうからそこで入れてもらおうと思っていたが、行けども行けども自転車屋が見当たらない。



痺れを切らして歩いている方に尋ねると旧国道の方に2件あるよ。と教えてもらいそちらに向かった。


しかし、こちらに行けども自転車屋が見当たらない。そこでまた歩いている方に尋ねると、2件ともお店を閉めたよ。と聞かされた。



そこは安芸市と言ってそこそこの街であると思っている場所にもかかわらずだ。
市なので中学生もいれば高校生もいる。

その子たちの自転車がパンクや不具合を起こしたら、どうするのだろうか。皆がパンク修理できるのだろうか。




結局自転車屋は見つからず、自動車屋で空気を入れてもらった。

高知県は土地が広いため移動するのはエンジン付きでないと苦労する。

その土地の広さが道路の広さにも影響している気がする。

高知県はかなりゆったりとした道路幅になっており自転車・バイクを走るのにもそんなにストレスなく走ることができる。市内は別だけど。



さて京都だが、自転車屋は石を投げればぶつかると言うほどではないが砂利を投げれば当たるくらいの自転車屋はあると思う。


市内にある一本道で注意して自転車屋を探して見ていると3キロ以内に5,6件の自転車屋を発見することが出来た。


どのお店も町の自転車屋という感じで、店こそは大きくないが、古くからお店をされているような、年季の入った店構えが特徴的だった。

外の歩行者道路に当たり前のように自転車が立ち並ぶ光景も少し面白い。



さらに京都府は平成30年の4月1日から自転車保険が義務化されたほどである。


あと京都にはレンタル自転車が多くある。私が見た多くは海外旅行者。特に西洋人が借りている場合が多そう。最近1週間くらい毎日のように京都駅と四条の方に出向いているのだが、そこで多く目にしたのだ。




京都市内は、自転車マナーに関してはそれほどよくないように感じた。細い道でも信号があるため、車が来てなければ行くというスタイルが根付いているような気もする。


実際私も高校時代、自転車通学をしていたがあまり信号を守っていた記憶がない。


京都は自転車文化だとは思うが、京都市内の特に四条には自転車で行くの避けた方がいい。

このゴールデンウェーク中にも3日間足を運んだが自転車置き場を見つけるのも苦労する。駐輪場はあることはあるのだが、行き慣れていないと見つけるのに途方に暮れる。

だいたい道が細く奥まっているところに駐輪場があるような気がする。



自転車が置けそうだなと思う場所はだいたい、駐輪禁止の立て看板がある。しかも歩道は人が多いため車道を走らなくてはいけない。



普段なら車道の方を選んで走るのだが、四条付近は、車は多いし、車の運転マナーも良いとは言えない。特にタクシー運転手はひどい人がちらほらいる。自転車に慣れているのだろう、かなり自転車のすれすれを走ってくる。


それに加えバスも多い。バスは少し走ると左によってバス停に止まる。

私がバスの後ろにいると、バスの右から抜くのだが、バスの出発のタイミングとぶつかると少し厄介だ。また後方から車が来ていると危険なため、バスの後ろでバスが発車するのを待つのが得策といえるだろう。


しかし四条のバス停はちょっと走るとすぐに止まるから、その度何度も止まり、発射するまで待つのが面倒になってくる。



こういった理由で四条に自転車で行くのは出来るだけ控えようと思う。
ただ家から四条までの道のりに、鴨川沿いを走る道があるのだけどその道は好きなんだよなぁ。

あと高知に言って驚いたことだが、高知の中学生や高校生の多くはシクロクロスと言ってロードバイクとマウンテンバイクの真ん中のような自転車によく乗っているのを見かけた。高知でママチャリに乗っている若者を見たことが無いと言っても過言ではないくらい、高知にはシクロクロスの文化が根付いているような気がする。



もしママチャリに乗っているような若者がいればきっと県外から来た大学生だろう。


京都の若者の多くはママチャリであった。高校性のときに、ロードバイクやシクロクロスで通っていた人は見たことが無い。ただ全黄色のマウンテンバイクで通っていた、一つ上の先輩がいたが、その人の名前さえ知らなかったが、いまだにその人のマウンテンバイク記憶があるくらい、珍しいことだった。